痔のお役立ち情報
痔って何だろう?
2021.11.29
日本人の3人に1人は痔に悩んでいる?!
トイレに入るたびに「もしかして、痔なのかもしれない…」とひそかに思っていませんか? 実は、日本人の3人に1人は痔に悩んでいると言われているほど身近な病気です。
しかもその悩みは、みんな同じではありません。今回は「痔の種類」についてご紹介します。
痔に悩むヒトの約半数が「いぼ痔」
痔は、症状によって大きく3つに分類されます。
まず「痔核」。痔の中でもっとも多いタイプです。一般には「いぼ痔」とも呼ばれ、おしりの血行が悪くなって、血管の一部がこぶ状になったもの。初期は出血が起こります。
痔核の中でも、歯状線(直腸と肛門管の境界)より上(直腸)にできたものが内痔核、下(肛門)にできたものが外痔核と、できる位置によって分かれます。クッションの役割を果たす血管の集まりが、うっ血してふくれあがったり、それを支える組織が弱くなって肛門の外に飛びだしたり…。排便時の負担や老化、便秘や出産、スポーツによるいきみなども悪化の原因に。肛門への負担が続くと、だんだん進行していきます。
<主な症状>
・排便時に血が出る
・排便後、便が出きっていない気がする
・肛門に違和感がある
・肛門のまわりにイボがある
★内痔核は進行しやすい?
できやすい場所、進行段階ごとの症状など、詳しくは下記のリンクへ
https://e-zi.net/basic/ji_type_ibo.html
排便がこわい!切れて傷む「切れ痔」
肛門の皮膚が切れたり裂けたりして、傷がついたものが「裂肛」です。一般には「切れ痔」とも呼ばれます。
便秘でかたくなった便が、肛門の粘膜を傷つけてなることも多く、強い痛みがあり、血が出ることもあります。切れ痔をくり返さないよう注意が必要です。
<主な症状>
・排便時に痛みがある
・排便後に、ジーンとした痛みが残る
・お尻を拭いた紙に血がつく
・便に鮮血がつく
・便が細くなる
★くり返す切れ痔に注意!
くり返す切れ痔の症状など、詳しくは下記のリンクへ
おしりに穴があく!「あな痔」
そして3つ目が、「痔瘻」です。肛門のまわりに膿がたまり、膿が外に流れ出るトンネルができてしまった状態で、一般には「あな痔」とも呼ばれます。
下痢などがきっかけで、肛門の歯状線にあるくぼみ(肛門小窩)の中に細菌が侵入。肛門腺が炎症を起こして化膿し、膿で肛門のまわりが腫れ、おしりの皮膚を貫通して肛門の近くに穴が開き、膿が外に出てきます。ズキズキとした痛みや発熱を起こす場合もあります。完治させるには手術をするしかありません。
<主な症状>
・肛門のまわりが腫れて、ズキズキと痛む
・肛門の近くに穴が開き、膿が外に出てくる
★あな痔の放置や自己判断は禁物!
症状の進行具合や患部の緩和など、詳しくは下記のリンクへ
https://e-zi.net/basic/ji_type_ana.html
痔は、たとえ放っておいたとしても命に関わることはありません。ただ、症状が進むと自然に治るということはなくなり、別の病気の可能性も考えられます。気になる方は早めに専門の先生に相談してください。
★さらに詳しくは…
い~じ~ネット「痔には3つのタイプがある」